【スプレッド評価】海外FX業者XM(エックスエム)
XMの口座タイプのスペック
XMTradingについて
XMは2009年に設立された、従業員数200名以上の大規模な海外FX業者です。
ライセンスは、日本人向け口座にセーシェル 金融庁(FSA)・グループ全体で英国金融行動監視機構(FCA)・キプロス証券取引委員会CySec・オーストラリア証券投資委員会(ASIC)と4ヶ国のものを取得しています。
日本語サポートが充実しており、日本人スタッフが在籍しているため、日本人ユーザーが多く圧倒的人気を誇ります。
公式サイトは完全日本語化、問い合わせはメールとライブチャットで平日24時間対応してくれます。
このため、海外FX初心者の日本人トレーダーでも使いやすく、英語が得意でなくても安心して利用できます。
最大レバレッジ1000倍、口座開設ボーナスや入金ボーナスがあり、約定力も高く豊富な商品を取り扱っていることなど、総合的に見て優秀なスペックを持っています。
運営実績も10年以上で、口コミでも高い評価を得ているため、確かな実績のある優良業者と言えるでしょう。
3つの口座タイプ
XMの口座は、マイクロ口座・スタンダード口座・XMTrading Zero口座の3種類になります。
スタンダード口座とマイクロ口座はとくに違いはない
スタンダード口座とマイクロ口座のスペックはほとんどが同じです。
<共通している点>
- 最大レバレッジ1000倍
- 取引手数料なし
- スプレッド
- ボーナス対応
- 初回入金額が5ドル以上
- 取扱銘柄
大きな違いは、スタンダード口座の取引通貨枚数が1ロット=10万通貨なのに対し、マイクロ口座は1000通貨からの取引になるということです。
マイクロ口座は「少額の資金で試しに利用してみたい人向けの口座」と言えます。
スプレッドに特化したXMTrading Zero口座
XMTrading Zero口座は、スプレッドが狭くなったスキャルピングにうってつけの口座となっています。
<スペック>
- 最大レバレッジ500倍
- 取引手数料1.00pips
- ボーナスは口座開設のみ
- 1ロット10万通貨で1000通貨から
- 取引銘柄はFX通貨と貴金属のみ
- 最低スプレッド0pips
XMTrading Zero口座は上述した通りスプレッドが狭い口座ですが、ボーナスが口座開設のみに限定されることやレバレッジが500倍までと制限されてしまいます。
また、XMTrading Zero口座は取引手数料もあることから上級者向けだといえます。
スタンダード口座が人気
XMのすべての口座で共通しているのは、海外FXの取引ツールで一般的なMT4とXMの仮想サーバーのVPSが使用可能であること、そして追証なしのゼロカットシステムを搭載していることです。
口座開設をする時は、口座タイプを確認し自分のトレードスタイルに合わせて決めると良いでしょう。
各口座タイプに合ったトレーダーは以下の通りになります。
- スタンダード口座→初心者から上級者まで幅広いトレーダーに使える
- マイクロ口座→とりあえずXMを試してみたい、海外FX初心者のトレーダー
- XMTrading Zero口座→中級~上級トレーダー、スキャルピング取引したいトレーダー
スタンダード口座のスプレッドの評価
スプレッドは通貨ペアごとに異なりますが、まずは一番人気のスタンダード口座で見ていきましょう。
ちなみに、通貨ペアは日本円や米ドル、ユーロなど流通量が多いほどスプレッドが狭くなる傾向があります。
<メジャー通貨一覧>
- 米ドル(USD)
- ユーロ(EUR)
- 円(JPY)
- 英ポンド(GBP)
- 豪ドル(AUD)
- ニュージーランドドル(NZD)
- スイスフラン(CHF)
- カナダドル(CAD)
主要通貨ペアの平均スプレッド
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日本で最も人気の高い日本円と米ドルとのペアが最も狭く、取引コストをかけずに済みます。
日本円にこだわらずに考えた場合、米ドルとユーロは世界で最も取引される通貨ペアとあってスプレッドは狭くなります。
XMと他社のスタンダード口座を比較
他の業者のスタンダード口座で、いくつかの通貨ペアを比較してみましょう。
<ドル円平均スプレッド比較>
XMのドル円の平均スプレッドは1.6pipsでした。
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<ユーロ米ドル平均スプレッド比較>
XMのユーロ米ドルの平均スプレッドは1.7pipsでした。
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他社のスタンダード口座の平均スプレッドと比較してみると、XMは狭くはなく「やや広い」といった設定になっていることがわかります。
スプレッドは取引コストを考える上でできるだけ狭い方が良いものですが、XMは最大1000倍のレバレッジをかけることができボーナスも提供していますので、それをうまく活用するとお得に取引することができます。
ちなみにXMの入金ボーナスは、500ドルまでの入金に対して100%+10500ドルまで20%が受け取れる仕組みになっています。
また、ロイヤルティプログラムというものがあり、これは取引するごとにXMPというポイントがたまり、たまったポイントを有効証拠金に利用できるサービスです。
さらに、スタンダード口座とマイクロ口座は入金しなくても口座を開設するだけで3000円のボーナスがもらえるという特典もあります。
スプレッドは広めに設定されていますが、こういった高品質のサービスがあることからXMの人気が窺えます。
スプレッドが狭いXMTrading Zero口座
XMTrading Zero口座は、スプレッドが狭いECN口座になります。
ECN口座は基本的にどの業者もスプレッドが狭い上に約定力にも優れてますが、その分最低入金額や取引通貨が高く設定されていることから敷居が高い印象です。
また、後述しますがECN口座の場合は手数料が別でかかりますので、スプレッドに手数料を加算した「実質コスト」で比べるのが大切です。
XMTrading Zero口座の平均スプレッド
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※()内は手数料を加算した数値
XMと他社の平均スプレッドを比較
ECN口座のあるTitanFX、AXIORY、LAND-FXでいくつかの通貨ペアを比較してみます。
<米ドル/日本円>
XMは0.1pips(1.1pips)でした。
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※()内は手数料を加算した数値
<ユーロ/日本円>
XMは0.4pips(1.4pips)でした。
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※()内は手数料を加算した数値
<豪ドル/日本円>
XMは0.2pips(1.2pips)でした。
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※()内は手数料を加算した数値
別途で取引手数料がかかる
ECN口座はスプレッドが狭いことが魅力ですが、取引手数料がかかることに注意しなければなりません。
XMの場合、手数料は5ドルと明記されています。
これは「片道5ドル」という意味で、実際には往復10ドル(1.0pips)かかることになるのです。
取引手数料は業者によって異なります。
- TitanFX→往復7ドル
- AXIORY→往復6ドル
- LAND-FX→往復7ドル
XMは往復10ドルですので、上記の業者と比較すると高めの設定になっています。
ECN口座のスプレッドは、取引手数料を加味した上で他社と比較することがポイントです。
FX商品以外のスプレッド
XMではFX通貨以外にも貴金属やコモディティ・エネルギー・株式などを取り扱っており、取引の幅を広げることができます。
FX通貨以外の商品にもスプレッドが設定されているので、いくつか紹介していきます。
貴金属
まずは貴金属ですが、取り扱いはGOLDとSILVER、その他にPALLとPLATがあります。
<GOLDのスプレッド>
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<SILVERのスプレッド>
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<PALLのスプレッド>
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<PLATのスプレッド>
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PALLとPLATはXMTrading Zero口座は非対応です。
取引株価指数
取引株価指数は現物14種・先物10種類を取り扱っており、日本人トレーダーには日経225が人気です。
株価指数はスタンダード口座とマイクロ口座のみ扱い、XMTrading Zero口座は設定されていません。
<現物株価指数のスプレッド>
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<先物株価指数のスプレッド>
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コモディティ
コモディティはココアやコーヒーなど8種類を取り扱っています。
株価指数と同様に、スタンダード口座とマイクロ口座のみの取扱になります。
<コモディティのスプレッド>
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エネルギー
エネルギーは天然ガスや原油など5種類を取り扱っています。
こちらもスタンダード口座とマイクロ口座のみ取り扱っています。
<エネルギーのスプレッド>
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取扱商品は豊富
XMでは貴金属やエネルギー・株価指数・コモディティと、商品を豊富に扱っているため取引の幅を広げることができます。
ただし、GOLDとSILVER以外の商品はXMZero口座は扱っていないため、その点だけ注意してください。
スプレッドが開く時間帯
買値と売値の差額がスプレッドですが、これは常に一定というわけではありません。
スプレッドは変動しますから広がる時間帯もあります。
流動性が高いと安定し、逆に低いと不安定になります。
例えば、ニューヨークの市場が閉まる時間帯が該当します。
日本時間では朝5時から8時となりますが、海外FXをする際には現地の取引所の状況で変わるためその限りではありません。
他にも、年末年始・ゴールデンウィーク・お盆など長期休業期間があれば流動性が低下するため、スプレッドが広がりやすくなります。
また、流動性以外にも重要な経済指標が発表されたり天変地異などが起きるとレートが急激に変わりやすく、業者が注文に対応しきれなくなり埋め合わせるためにスプレッドを広げる傾向が強いです。
以上のように、スプレッドは常に一定ではなく絶えず変化しているので、取引コストを少なくするために時間帯を決めてトレードをすることもポイントとなります。
基本的には取引通貨ペアや銘柄などでスプレッドは決められていますが、実際には変動するため臨機応変に対応できるようにすることが大事です。
XMのスプレッドまとめ
スプレッドは口座タイプや通貨ペアに応じて決められます。
比較する際は平均値で見ますが、実際のスプレッドは固定されておらず常に変動するため、広がるタイミングを理解してトレードをすると効果的です。
XMTrading Zero口座では、米ドル日本円0.1pipsとスプレッドは狭くなりますが、取引手数料が往復10ドル(1.0pips)が別途で必要になります。
取引手数料は業者によって異なるので、他社のECNタイプの口座と比較する際は、取引手数料を含めた数値で比較することがポイントです。
ちなみに、XMの取引手数料は他社と比較してやや高めの設定となっています。
また、入金ボーナスがない、レバレッジは最大500倍、取引銘柄も限定されるといった制限もあります。
最低入金額や最低取引量も高く設定されていますので、初心者であればスタンダード口座やマイクロ口座にすると良さそうです。
スタンダード口座とマイクロ口座は、米ドル日本円1.6pipsと他社と比較してやや広めです。
しかしボーナスが充実し、株価指数などの取引銘柄が増えて選択肢が多くなります。
特にボーナスは、入金なしでも新規で口座を開設するだけでもらえる口座開設ボーナスがあるので、まずはXMでのトレードに慣れたい人におすすめ。